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格よりも勢いと順調さが重要なレース/京都新聞杯展望

  • 2018年05月02日(水) 06時00分
 優先出走権は与えられないが、サトノラーゼンキズナトーセンホマレボシと、ダービーでの好走馬が近6年で3頭出ている。関西馬にとっては、青葉賞よりも輸送の必要がないこのレースのほうが重宝されている面もあり、ダービーの帰趨を占う観点からも見逃せない一戦となる。

1.オープン・重賞負け組より前走1着馬

 このレースでは勢いがなによりも重要である、というデータ。前走1着だった馬が最近7連勝中で、そのうち5頭が500万条件を勝っての臨戦だった。重賞で敗れながらも上位を賑わせた馬たちは名前が売れていることもあって人気を集めやすいが、このレースでは分の悪い戦いを強いられている。

2.マイラーでは勝てない

 マイル志向の強い馬でも能力が高ければ、1800、2000mまでは我慢が利くが、2200mとなるとそうはいかない。過去7年の勝ち馬のうち、スマートオーディンを除く6頭にはいずれも、それ以前に芝2000m以上の距離で好走実績(勝ちか重賞3着以内)があった。

3.順調に使われている馬が中心

 2か月半以上の休み明けでこのレースに臨んだ馬は、過去10年で[0-2-2-13]。先週の青葉賞でも同様の傾向が出ていたように、長めの距離を走る上で、順調さを欠いていることはマイナス材料になる。ちなみに、休み明けで連対を果たした2頭は、昨年のサトノクロニクル(1番人気)、2010年のコスモファントム(2番人気)と、いずれも人気馬だった。


 フランツはアルメリア賞を2馬身差で完勝。タイムの1分45秒4は毎日杯を上回り、同日の古馬オープンともわずか0.1秒差だから、きわめて優秀だ。祖母にグレースアドマイヤを持つディープインパクト産駒ということでは、昨年のダービーで1番人気になったアドミラブルと同じだが、馬体が小柄なぶん、よりキレ味に恵まれている印象がある。京都の外回りは願ってもない条件だろう。

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