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皐月賞馬・エポカドーロなど、BTC利用馬が300万頭に到達 「今後も強い馬づくりに尽力」

  • 2018年05月01日(火) 19時00分
 公益社団法人・軽種馬育成調教センター(BTC)が管理運営を実施している調教場の利用延べ頭数が、4月21日に300万頭に到達した。BTCでは「今後も馬場管理などに一層努力し、強い馬づくりに尽力したい」としている。

 BTCは、「世界に通用する馬づくり」を目指し、イギリスのニューマーケットやフランスのシャンティイに匹敵する育成調教場として平成5年10月7日に開場。約1500ヘクタールの広大な敷地があり、当初はグラス馬場、グラス坂路、世界最大級の1千メートル屋内直線、600メートル屋内トラック、1200・1600メートルダート直線のみの利用だったが、その後、800メートルトラック(平成6年)、2400メートル坂路芝馬場(平成6年)、1600メートルトラック(平成8年)、1千メートル屋内坂路馬場(平成11年竣工、平成18年延長)を拡充。現在11の調教施設を管理運営している。

 開場から4月22日までの利用実績や調教馬の成績は、利用延べ頭数が300万124頭、利用実頭数3万1842頭、1日の最高利用頭数は平成23年5月3日の787頭。勝鞍数は中央1万4456勝、地方(4月17日現在)4万5595勝。ジャンプレースを除く中央重賞は、GI・38勝、GII・101勝、GIII・212勝。

 今シーズンはBTC利用馬のエポカドーロ(育成調教・吉澤ステーブル)が皐月賞を制し、フラワーカップで優勝しオークスを目指すカンタービレ(育成調教・三嶋牧場)、若葉ステークスに勝ちダービーを目指すアイトーン(育成調教・チェスナットファーム)など、有力馬が続々と登場している。

 BTCは「世界に誇れる若馬の鍛錬の場として日本の競走馬の育成に大きく貢献しており、今後も強い馬づくりにより一層貢献できるよう、職員一同努力していく所存」としている。

 国内の強い馬づくりの基礎となる軽種馬の育成・調教技術の発展と普及に当たる公益財団法人・軽種馬育成調教センター(BTC)は、日本中央競馬会(JRA)の外郭団体。公益財団法人として 1.軽種馬の育成・調教技術の改善と普及 2.軽種馬の育成調教技術者の育成 3.育成調教施設の運営・管理の3事業を柱に「世界に通じる強い馬づくり」に寄与してきた。

 平成26年9月末に東京事務局を廃止し、同10月から浦河町西舎の日高事業所に事務所機能を統合し、新組織として再スタート。馬産地の生産や育成の実態をより把握し、業務推進の意思決定を早め効率化を図っている。

日高報知新聞社

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