今週も円熟のタッグが府中を沸かす。
青葉賞を
ゴーフォザサミットで制した
蛯名正義騎手(49)=美浦・フリー=&
藤沢和雄調教師(66)。NHKマイルCでは先週の勝ち馬と同じ水色・袖白一本輪の勝負服をまとい、
ファストアプローチ(牡3歳)で臨む。
最終追い切りは美浦W。直線で僚馬2頭の真ん中に突っ込み、抜群の手応えで3頭横並びのフィニッシュを決めた。手綱を取った蛯名が「以前、札幌で乗った時(札幌2歳S=2着)より馬は良くなっている。順調だし、具合は良さそうだね」と話せば、藤沢和師は「調教で久しぶりに、“いい”
ファストアプローチを見られた」と頬を緩めた。
今週だけではなく、5月の重賞戦線は同コンビの有力馬が控えている。京王杯SC(12日)は
サトノアレスで、ダービー(27日)は
ゴーフォザサミットで参戦。「初めてG1を勝たせてもらった(96年
天皇賞・秋=
バブルガムフェロー)人だからね。ありがたいと思うし、チャンスを頂いたからには頑張りたい」と蛯名は意気込み十分。今春は関東が誇るベテランタッグから目が離せない。(デイリースポーツ・刀根善郎)
提供:デイリースポーツ