競輪
ミスパンテール昆師「僕的には不安の要素がない」/ヴィクトリアM共同会見
- 2018年05月10日(木) 15時15分
■ミスパンテールを管理する昆貢調教師
――4連勝中ですね。
昆 ジョッキーの相性もよかったんだろうし、ジョッキーもいろいろ試しながらやってきているのでいい過程ではないかと思います。
――ミスパンテール自身の変化はありましたか？
昆 調教をいろいろ工夫して、レースと調教の差を馬がよくわかってきました。そこが一番の大きな点だと思いますね。
――前走の阪神牝馬Sは差す競馬から逃げる競馬に変わりましたね。
昆 直前にジョッキーに「今日変わった乗り方してもいい？」と言われたので、お任せしましたけど。まさか逃げるとは思ってなかったです。
――レース中はどのような気持ちでご覧になっていましたか？
昆 (前に)行ったことがない馬なので、ちょっと馬も気を遣いながら走るんだろうな、と思って見ていましたけど。最後まで凌ぎきってくれたので、引き出しは増えたかな、と。
――収穫は多かったレースだったんですね。
昆 そうですね。行ったことのない馬だったので、そういうことを馬が経験したことは大きいと思いますね。
――今回に向けての自信度は高まりましたか？
昆 番手にこだわらなくなったということになると思います。多頭数でも位置取りを勝手に自分で取れるようになるのではと思います。
――レース当日の精神面の状態は変わりましたか？
昆 ミスパンテールの場合は普段の調教が大事です。それが大人びてきたように思います。パドックで少しぐらいイレ込んでも、それまでの過程が落ち着いていれば今までのパターンだと成功しています。
――今回までの過程はいかがですか？
昆 本当にいま落ち着いているんですよ、本当に。馬がGIレースに向けてわかっているのか、というくらい大人しいというか落ち着いているので、どこが不安なのか探してもわからないという状況ですね。
――それは昨年3歳の時にはなかったことですか？
昆 はい、なかったですね。普段からイライラしていたので。
――西谷騎手を背に1週前追い切りを行ったときはムチを入れると尻尾を振っていましたが、そのあたりは？
昆 あれはデビュー戦の時からですね。心配していないです。
――水曜の最終追い切りも西谷騎手で追われました。その狙いは？
昆 これはまぁ、僕のやり方としては普通のジョッキーより10キロ以上重いので同じ時計でも負荷のかかり方が違います。だから、西谷くんにいつも乗ってもらっていますし、見た目以上に負荷はかかっています。
――その中で(坂路で)53.9-12.5という時計でした。いかがですか？
昆 直前はあまりやる予定はありませんでした。馬なりで上がって欲しいと言ってあったので、上がり重点でいい感じです。先週の時点でもうやることはないかな、と思っていましたがGIなので一応時計は出しました。
――追い切りについて想定と誤差なく仕上がりましたか？
昆 馬場に出る前に馬体も見ましたけれども、本当に研ぎ澄まされた体になったなと思いましたね。
――調子の良さはキープされていますか？
昆 いや、上がっていると思います。
――前回の阪神牝馬Sの前は坂路ばかりでしたが、今回はCWも取り入れてます。そのあたりの狙いは？
昆 自分の気持ちの中では(阪神牝馬Sは)前哨戦だったので、少しぐらい余裕を持っておいてもいいかな、と思ったので。いままで坂路はあまり使ったことはなかったんですけど、まぁ坂路の仕上げでどの程度走るのかな、と思ってやったところ、結果が出ました。でも、本来の仕上げ方としては1週前にCWでやって当週は坂路というのがパターンだったので本番に向けてはそれでやろうと思っていました。
――自己最高の仕上げでしょうか？
昆 僕はこのあいだ、自分の競馬の中ではもうちょっと(調教を)やってもいいかな、という感じで使っているので。その分は今回も本人は(余力が)残っていると思いますね。
――今回、昨年オークス10着以来の東京コースですが、そのあたりは？
昆 全然それは気にしていないですね。馬がまったく走っていないので。左回りの得意不得意は関係ないと思いますし、逆に僕は普段の調教でCWが左回りのときは入れてるんですけど、左回りのほうが行きっぷりがいいくらいなので、僕は左回りのほうが上手だと思っています。
――輸送はいかがですか？
昆 全然問題ないですね。
――馬体重は500キロ以上をキープしていますが、今回は？
昆 輸送であまり減らないタイプなので大丈夫だと思います。
――改めてミスパンテールの特徴は？
昆 欠点のないところですかね。
――だいぶ探していらっしゃったんですか？
昆 だいぶ探して、なんか言わなきゃいけないなと思ってるんですけど、今のところ欠点はないです。
――過去、ダービーなどGIを獲られていますが、それらの馬と比較すると？
昆 GIをとった馬たちは僕もそれなりに焦点絞って使っていて、みんな自信を持ってレースに挑んでいますから。それに匹敵するくらいの自信はありますね。
――今回も横山典弘騎手が騎乗しますが？
昆 やっぱりあれだけのジョッキーなので任せるしかないし、負けても悔いはないです。
――横山騎手のどのあたりを信頼していますか？
昆 当たり前のことだろうけど、引き出しが多すぎて僕にも理解が出来ないということですね(笑)。
――今回のレースについて話はしていますか？
昆 細かいことは話していないですよ。
――どんなレースを期待していますか？
昆 馬が勝てるレースをしてくれる乗り方ですね(笑)。僕的には不安の要素がないので、どんなふうにゴールに入ってくれるのかなっていう楽しみばかりですね。
――1着でゴールインするイメージばかりですか？
昆 それは絶対ではないですけども、イメージはそこまでありますね。
――最後に意気込みを。
昆 過去の馬たちと比べても遜色ないくらい、いい感じでつくれていますので、あとは結果だけだと思っています。
(取材・文：花岡貴子)
――4連勝中ですね。
昆 ジョッキーの相性もよかったんだろうし、ジョッキーもいろいろ試しながらやってきているのでいい過程ではないかと思います。
――ミスパンテール自身の変化はありましたか？
昆 調教をいろいろ工夫して、レースと調教の差を馬がよくわかってきました。そこが一番の大きな点だと思いますね。
――前走の阪神牝馬Sは差す競馬から逃げる競馬に変わりましたね。
昆 直前にジョッキーに「今日変わった乗り方してもいい？」と言われたので、お任せしましたけど。まさか逃げるとは思ってなかったです。
――レース中はどのような気持ちでご覧になっていましたか？
昆 (前に)行ったことがない馬なので、ちょっと馬も気を遣いながら走るんだろうな、と思って見ていましたけど。最後まで凌ぎきってくれたので、引き出しは増えたかな、と。
――収穫は多かったレースだったんですね。
昆 そうですね。行ったことのない馬だったので、そういうことを馬が経験したことは大きいと思いますね。
――今回に向けての自信度は高まりましたか？
昆 番手にこだわらなくなったということになると思います。多頭数でも位置取りを勝手に自分で取れるようになるのではと思います。
――レース当日の精神面の状態は変わりましたか？
昆 ミスパンテールの場合は普段の調教が大事です。それが大人びてきたように思います。パドックで少しぐらいイレ込んでも、それまでの過程が落ち着いていれば今までのパターンだと成功しています。
――今回までの過程はいかがですか？
昆 本当にいま落ち着いているんですよ、本当に。馬がGIレースに向けてわかっているのか、というくらい大人しいというか落ち着いているので、どこが不安なのか探してもわからないという状況ですね。
――それは昨年3歳の時にはなかったことですか？
昆 はい、なかったですね。普段からイライラしていたので。
――西谷騎手を背に1週前追い切りを行ったときはムチを入れると尻尾を振っていましたが、そのあたりは？
昆 あれはデビュー戦の時からですね。心配していないです。
――水曜の最終追い切りも西谷騎手で追われました。その狙いは？
昆 これはまぁ、僕のやり方としては普通のジョッキーより10キロ以上重いので同じ時計でも負荷のかかり方が違います。だから、西谷くんにいつも乗ってもらっていますし、見た目以上に負荷はかかっています。
――その中で(坂路で)53.9-12.5という時計でした。いかがですか？
昆 直前はあまりやる予定はありませんでした。馬なりで上がって欲しいと言ってあったので、上がり重点でいい感じです。先週の時点でもうやることはないかな、と思っていましたがGIなので一応時計は出しました。
――追い切りについて想定と誤差なく仕上がりましたか？
昆 馬場に出る前に馬体も見ましたけれども、本当に研ぎ澄まされた体になったなと思いましたね。
――調子の良さはキープされていますか？
昆 いや、上がっていると思います。
――前回の阪神牝馬Sの前は坂路ばかりでしたが、今回はCWも取り入れてます。そのあたりの狙いは？
昆 自分の気持ちの中では(阪神牝馬Sは)前哨戦だったので、少しぐらい余裕を持っておいてもいいかな、と思ったので。いままで坂路はあまり使ったことはなかったんですけど、まぁ坂路の仕上げでどの程度走るのかな、と思ってやったところ、結果が出ました。でも、本来の仕上げ方としては1週前にCWでやって当週は坂路というのがパターンだったので本番に向けてはそれでやろうと思っていました。
――自己最高の仕上げでしょうか？
昆 僕はこのあいだ、自分の競馬の中ではもうちょっと(調教を)やってもいいかな、という感じで使っているので。その分は今回も本人は(余力が)残っていると思いますね。
――今回、昨年オークス10着以来の東京コースですが、そのあたりは？
昆 全然それは気にしていないですね。馬がまったく走っていないので。左回りの得意不得意は関係ないと思いますし、逆に僕は普段の調教でCWが左回りのときは入れてるんですけど、左回りのほうが行きっぷりがいいくらいなので、僕は左回りのほうが上手だと思っています。
――輸送はいかがですか？
昆 全然問題ないですね。
――馬体重は500キロ以上をキープしていますが、今回は？
昆 輸送であまり減らないタイプなので大丈夫だと思います。
――改めてミスパンテールの特徴は？
昆 欠点のないところですかね。
――だいぶ探していらっしゃったんですか？
昆 だいぶ探して、なんか言わなきゃいけないなと思ってるんですけど、今のところ欠点はないです。
――過去、ダービーなどGIを獲られていますが、それらの馬と比較すると？
昆 GIをとった馬たちは僕もそれなりに焦点絞って使っていて、みんな自信を持ってレースに挑んでいますから。それに匹敵するくらいの自信はありますね。
――今回も横山典弘騎手が騎乗しますが？
昆 やっぱりあれだけのジョッキーなので任せるしかないし、負けても悔いはないです。
――横山騎手のどのあたりを信頼していますか？
昆 当たり前のことだろうけど、引き出しが多すぎて僕にも理解が出来ないということですね(笑)。
――今回のレースについて話はしていますか？
昆 細かいことは話していないですよ。
――どんなレースを期待していますか？
昆 馬が勝てるレースをしてくれる乗り方ですね(笑)。僕的には不安の要素がないので、どんなふうにゴールに入ってくれるのかなっていう楽しみばかりですね。
――1着でゴールインするイメージばかりですか？
昆 それは絶対ではないですけども、イメージはそこまでありますね。
――最後に意気込みを。
昆 過去の馬たちと比べても遜色ないくらい、いい感じでつくれていますので、あとは結果だけだと思っています。
(取材・文：花岡貴子)
