ヨーロッパ古馬マイルG1戦線の幕明けとなるG1ロッキンジS(芝8F)が、19日に英国のニューバリー競馬場で行われ、エイダン・オブライエン厩舎の
ロードデンドロン(牝4、父
ガリレオ)が1番人気に応えて優勝を飾った。
今季の欧州古馬マイル路線は軸となる馬が不在の混戦模様と見られており、ロッキンジSも14頭という多頭数が顔を揃えた中、4番手での競馬となったライアン・ムーアの乗る
ロードデンドロンは、残り2Fを切った辺りで先頭へ。昨年のこのレース2着馬ライトニングスピア(牡7、父ピヴォタル)がゴール前で強襲したが、これを辛くもしのいで
ロードデンドロンが短頭差の勝利を収めた。
2歳10月のG1フィリーズマイル(芝8F),3歳10月のG1
オペラ賞(芝2000m)に続く3度目のG1制覇を果たした
ロードデンドロンの次走は、
ロイヤルアスコット初日(6月19日)のG1クイーンアンS(芝8F)か、2日目(6月20日)のG1
プリンスオヴウェールズS(芝9F212y)の予定。クイーンアンSへ向けた前売りではオッズ5倍前後の1番人気、
プリンスオヴウェールズSへ向けた前売りではオッズ6〜13倍の2〜6番人気となっている。
(文:合田直弘)