4日、
安田記念制覇から一夜明け、栗東トレセンに帰厩した
モズアスコットは元気な様子で草の入った篭の中に顔を突っ込んでひたすら食べていた。
「疲れていないことはないと思いますけど、牧草もペロリと食べていましたし普段どおり。変わらないです」と担当の玉井助手。
玉井助手はレースはスタンドから見ていたので、直線で馬群を縫って抜け出す様子はよく見えていたそうだ。
「凄かったですね。ジョッキーの力ですね」
連闘でレースに挑んだが、体調面での不安はあまりなかった。
「東京へ行く前に獣医さんに見てもらったときに『心臓(の音)が良くなっている』と言われました」
初出走は2017年6月10日で、デビューしてからまだ1年に満たない。
「これまでスムーズな競馬も多くなかったし、手前もビシッと替えられなかった。レースセンスはもっと磨いていかなければいけませんね」
ちなみに
モズアスコットと同じく、玉井助手も重賞、GIともに初制覇とのことだ。
「凄い馬ですね。まさか勝つとは思っていなかった。さすがにフワフワしました」
今後は休養に入り、秋競馬に備える。
(取材・文:花岡貴子)