6月10日(日)に阪神競馬場で行われる第23回
マーメイドステークス(GIII)に登録している
ミエノサクシード(牝5、栗東・
高橋亮厩舎)について、追い切り後の
高橋亮調教師のコメントは以下の通り。
(前走の
阪神牝馬S6着を振り返って)
「ここのところスタートが遅い馬だったのですが、良いスタートを切ってくれました。スローの中、すごく良いポジションレースができましたが、
ヴィクトリアマイルでも同じようなGI級のメンバーだったので、その中でよく頑張ってくれました。着順は着順ですが、評価はできるのではないかなと思っています。
もう少し流れてほしかったのですが、こればかりはレースなので仕方がありません。前に行きそうな馬が少なかったので、あのようなレースになるのではないかと想定はしていました。
あの流れでも上手に走れていたので、今度は2000mですが大丈夫ではないかと思っています」
(2000mは去年の
秋華賞以来)
「あの時は連勝して強行軍だったのですが、一生懸命走っていました。そこからも力を付けているみたいですからね」
(上がり最速の脚を何度も使っているが?)
「結構コンスタントに33秒台の、いつも良い脚で来てくれています。強いメンバーでも良いレースをしてくれていたので、やっと噛み合ってきて、少しずつ力を付けてオープンに上がれて、それでやっと重賞を使える感じです」
(鞍上が川島騎手に戻るが?)
「ずっと競馬では乗ってくれていたので、馬自身は分かっていると思います。その辺は心配していません。
(ここ3戦は)準オープンで惜しい競馬が続いていたので、もう少し頑張れるのではないかという気持ちがありました。川島騎手も乗り慣れていましたが、私の判断ですが、別のジョッキーに乗ってもらって違う面を見たいというのがありました。それまでは後方一辺倒だったのですが、馬がだいぶしっかりしてきたのでしょうか、スタートを上手に出るようになって、良いポジションでレースもできるというのはすごく収穫がありました。その辺も踏まえて、また川島騎手も乗ってくれるでしょう。期するものはかなりあると思うので、頑張ってほしいです」
(前走後の調整について)
「先週もジョッキーが騎乗で強い調教をして、十分に仕上がっていました。今日は当該週というのもありますが、あいにくの雨だったので、そんなに強い調教はいらないなという判断でした。順調に来ています。
今日はコースで単走でした。助手に任せていたので、乗った感じでやってもらいました。良い感じで来ていると思います」
(取材:米田元気)
ラジオNIKKEI