トーセンビクトリーはただいま6歳。すっかり大人の女性になったわけですが、それでも「まだまだおてんばさん」(前川助手)なんだとか。まだまだ心身ともにフレッシュとのことでした。
「元気いっぱいではありますが、年をとって安定感が出てきましたね。調教での動きもいい意味で年齢を感じさせない、本当にいい動きをしています」(前川助手)
1週前追い切りでは道中は折り合いもついていい感じだったのですが、ゴール手前で少しゴチャついてしまってしっかりと追えず終い。予定外の馬なり調教となりました。
「そのあたりは週末の調教でカバーしています。当週も浜中騎手がしっかり感触を確かめてくれています」
しっかりと調整はできている様子で、問題なさそうですね。
レースのカギは「競馬にいくと(ハミを)噛むこと」。無駄な力みはスタミナロスにつながります。
あとは56キロというトップハンデ。これには「重いなぁ」と陣営も苦笑い。それでも「なんとかもうひとつ、タイトルをとりたいですね」と昨年の
中山牝馬Sに続く重賞制覇に期待を寄せていました。乞うご期待!
(取材・文:花岡貴子)