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世代初のダート重賞、好走の条件とは/ユニコーンS展望

  • 2018年06月12日(火) 06時00分
 JRAでは3歳春にダート馬が活躍する機会が限られており、このレースが初のJRA重賞となる。ここから大井のジャパンダートダービーを経て、8月のレパードSへ。その3連戦の皮切りになる一戦だ。

1.スピードと切れ味が要求される

 近年の勝ちタイムはいずれも1分36秒台前半、あるいは35秒台。またレース上がりも速く、差して好走するためには3F36秒を切るくらいの切れ味が必要になる。レースのスピード化にともなって、1800戦にしか実績がない馬は苦戦を強いられているのが近年の傾向だ。

2.オープン実績が必要

 2013年以降は施行時期が2週間繰り下げられている。同時に3歳のダートOP特別も番組面の充実が図られていて、春の3歳ダート路線のレベルも向上してきた。時期変更以降の5年間で、前走で500万下を使われていた馬の連対は皆無である。

3.早期の実績は半信半疑

 昨年は前走NHKマイルCで2着していたリエノテソーロが1番人気に支持されたが7着に敗退。同馬には前年の全日本2歳優駿勝ちの実績があった。同様のケースは、2015年1番人気4着のゴールデンバローズ(ヒヤシンスSを勝ってUAEダービー3着)、2014年1番人気12着のアジアエクスプレス(朝日杯勝ち馬でダートでは2歳時に2戦2勝)と過去に何度も繰り返されてきた。2歳時や3歳初期のダート実績は疑ってみる必要がある。


 グリムは同コースの青竜Sの勝ち馬。青竜Sは創設以来今年で5回目だが、前走青竜S組は過去[1-2-3-10]。青竜Sで連対していた馬に限れば[1-1-3-0]とすべて馬券圏内に好走している。最重要ステップのひとつだ。前走はヒヤシンスS勝ち馬スマハマをマッチレースの末競り落とす強い内容だった。ダートで唯一の敗戦となったはこべら賞は直線でスムーズさを欠いてのもので、実質的にまだ底を見せていない。

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