「
宝塚記念・G1」(24日、阪神)
G1初挑戦で
宝塚記念制覇を狙う。
パフォーマプロミスのキャリアは6歳にしては少ない13戦。3歳の9月という遅いデビューに、無理をしなかったローテーションが、今の充実ぶりを築き上げた。このレースに強い
ステイゴールド産駒が上半期の締めを飾る。
成長と地力強化を重ね、着実に階段を上ってきた。6歳馬
パフォーマプロミスがいよいよ本格化。大舞台で花を咲かせる。
デビューは3歳未勝利戦が終わる9月の阪神開催だった。既走馬を相手に2馬身半の差をつけて初勝利を飾ると、その後は3カ月、5カ月の休養を挟みながら3連勝。条件クラスで少し足踏みはあったが、17年暮れに準オープンを勝つと、重賞初挑戦だった
日経新春杯を快勝。充実ぶりを結果で示した。
「以前は体質が弱くて詰めて使えなかったし、精神面でもイライラするところがあった。でも、最近は調教もしっかりできるし、落ち着きもある」と瀬戸助手は成長ぶりに胸を張る。
1週前には栗東CWで併せ馬。騎乗した戸崎圭は「力をつけている。一歩一歩が力強い」と久々に味わう背中の感触をほめた。追い切りを翌日に控えた19日は坂路で4F66秒7と軽め。順調にメニューを消化し、ひと叩きした効果もうかがえる。
宝塚記念と言えば、
ステイゴールドの血が騒ぐ。
ゴールドシップの連覇など、過去5勝と抜群の相性を誇る。「スタートが速いから内回りは合う。それに多少馬場が渋っても問題ない」と仕上げ人。絶好の舞台設定、そして梅雨時季の不安定な天候にも自信をのぞかせた。
キャリア14戦目で初めてG1の舞台に立つ。「一生懸命に走るので、その分レース後に疲れが出やすかった。それが、年齢を重ねて解消。若い時に無理をしなかったのが、今の充実につながっている」。助走が長い分、遠くに飛べる。急上昇の6歳馬が
ビッグタイトルを狙う。
提供:デイリースポーツ