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宝塚記念・G1」(24日、阪神)
宝塚記念で3勝を挙げている池江厩舎。今年は5歳牡馬の2頭出しで臨むが、馬券的妙味があるのは、前走の
鳴尾記念で重賞初制覇を果たした
ストロングタイタンだ。直線インから鮮やかに突き抜けてのレコードVはインパクト十分。G1でも侮れない存在と言えるだろう。
鳴尾記念V→
宝塚記念への参戦は、15年の勝ち馬で同じ池江厩舎の
ラブリーデイを連想させる。類似点はあるのか?池江師に21日直撃すると「ローテが同じとはいえ、全くタイプが違いますから。馬は似ても似つかない」ときっぱり。確かに、容姿はもちろん、優等生だった
ラブリーデイに比べて、タイタンはムラ駆けながらも爆発力のあるタイプ。その上で、レコードVの
鳴尾記念は「チークとメンコが効きましたね」と効果に手応え。走る方に気持ちが集中すれば、大仕事をやってのけても不思議はない。
あくまでも立場は挑戦者。指揮官は「ポイントは2つ。G1のメンバーと初めて戦うこと。そして馬場状態。ちょっとでも緩くなるとダメなので」と良馬場でのスピード勝負を願う。3枠5番からの発進には「以前は外を回さないとやめる面がありましたが、馬具の効果が大きい。前走みたいな競馬ができればどこでもいい」と力強い。確たる主役不在の今回、一気に勢力図を塗り替えるか。
提供:デイリースポーツ