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マースプリントシリーズの第2戦。「直線が長くて最後に坂がある」というコース形態の芝1200mは、ここ中京だけ。少なからず癖があるコース設定になっており、他場の1200での序列を鵜呑みにしづらい難しさがある。
1.開幕週でも差しが届く
コース改装以降の6年間で、逃げ馬の連対は2013年2着の
ハクサンムーンだけ。最近4年間は差し・追い込み馬が連勝していて、昨年の
シャイニングレイは4コーナー15番手、2015年の
ウリウリは4コーナー12番手からの追い込みを決めている。直線が長い中京でのハンデ戦らしく、差し・追い込み馬の活躍が目立つ。
2.距離に融通が利く馬が有利
コース改装以降の6年間の連対馬12頭のうち、9頭が前走1400m以上の距離からの短縮
ステップだった。最近5年間は距離短縮組が連勝中。
3.馬格が必要
13頭立ての少頭数で緩めの流れになった一昨年は466kgの
レッドファルクスが勝ったが、あくまで例外的なケースだ。昨年の勝ち馬
シャイニングレイは530kg、
マジンプロスパーは500kgと504kgでこのレースを連覇して、2014年の勝ち馬
トーホウアマポーラも牝馬ながら496kgの馬体重があった。
ダイメイフジは安土城Sでオープン初勝利。次走で
安田記念を勝つ
モズアスコットを降してのものだけに価値が大きい。気性が成長したことで1400mもこなせるようになったが、1200mに限れば[2-2-1-0]とこれまで馬券圏内を外したことがない。エンジンの掛かりが早い方ではないので直線が長いコースを得意としており、ここは重賞制覇の絶好機となる。