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【プロキオンS予想】数少ないJRA短距離ダート重賞の一つ、好走の条件とは

  • 2018年07月04日(水) 06時00分
 かつては阪神で行われていた重賞で、コースが改装された中京競馬場に移動してきたのが2012年。直線が長くて坂があるということでは、東京競馬場と類似しているが、コーナー自体は小回りなので器用さも要求される。他にはない独特のコース形態であり、ここがレース攻略の大きなポイントになる。

1.中京での連対実績が不可欠

 移動初年度の2012年はほとんどの馬が初コースだったので例外として、2013年以降5年間の勝ち馬は、すべて以前に中京ダート(距離不問)で連対した実績があった。昨年の勝ち馬キングズガードは左回り不得意を公言していたが、それでも当時の時点で中京ダートは[0-1-2-0]。

2.格より調子

 コース移動後の6年間の連対馬12頭のうち、前走でも連対していた馬が9頭を占める。例外馬のうち、2012年の勝ち馬トシキャンディは逃げ一手のため負けるときは大敗するタイプ、もう一頭の昨年2着馬カフジテイクはドバイ帰りの格上馬で、しかもそれがゴドルフィンマイルの5着好走だから、JRAでの凡走とはわけが違っている。

3.前走1着馬よりも2着馬

 同様に中京で行われた過去6年間で、前走で1着だった馬は[1-3-3-21]、勝率3.6%・連対率14.3%であるのに対して、前走で2着だった馬は[4-1-0-8]で勝率30.8%・連対率38.5%。前走連対馬の中でも、なぜか1着馬ではなく2着馬のほうが強い、という傾向が表れている。


 昨年の覇者キングズガードは、その後勝ち星から遠ざかっていて、ここ2走は1番人気に支持された交流重賞で2着続き。しかし、いずれも高知、名古屋という直線が短いコースでのものだから、「敗れてなお強し」と言えるレースぶりではあった。さらに前走のフェブラリーSの6着も、直線で進路がなくなって切り替えるロスがあってのもので、スムーズだったらもう2つ3つ着順が上がった可能性が高い。この一年間結果には恵まれていないが、レベルの高いレースを経験したことで、昨年よりむしろ力をつけているのではないか。直線が長い中京に替わって斤量減とくれば、まとめて差し切る場面は充分に想像できる。

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