「プロキオンS・G3」(8日、中京)
昨年の覇者
キングズガードは4日、栗東CWで併せ馬。
テルペリオン(4歳1000万下)を相手に1秒1先行して最後は併入と、活気ある脚さばきを披露した。時計も6F81秒6-38秒2-11秒9で、まさに“テンよし、中よし、しまいよし”だ。
「先週は後ろからで力んだ。今週は前で運んで
リラックスしていたし、動きがすごく良かった。予定通りです」。1週前に後じんを拝したパートナーと互角の動き。修正がうかがえる内容に、寺島師は笑顔をのぞかせる。
高知に名古屋と、ここ2走は地方交流重賞で連続の2着。「力は出し切った」と崩れずに走っていることを師は評価した。今回は実績ある桶狭間の舞台。「コース相性がいい。東京ほど直線が厳しくないのかな。4コーナーの回り方もバラける分、うまく回れている」と好走の要因を分析。ハイペースが予想されるメンバーや雨予報にも触れ、「展開は向くと思うし、馬場は渋る方がいい。時計勝負も大丈夫だから」と条件を歓迎した。
その充実ぶりは7歳馬とは思えない。「やっと古馬らしくなったし、まだまだ若い。賞金加算と、秋につながる競馬をしたい」。1年ぶりの重賞タイトル奪取へ-。この地で再び輝いてみせる。
提供:デイリースポーツ