区切りのVが目前に迫る。JRA在籍13年目の夏を函館で迎えた
岩田康誠騎手(44)=栗東・フリー=は、先週終了時点でJRA通算1497勝。1500勝まであと3勝としている。「ここまで勝たせてもらったのは、関係者のおかげ。感謝しています」と素直な気持ちを伝える。
園田競馬から06年にJRAへ移籍。数々のG1タイトルを手中に収め、12年には
ディープブリランテで夢のダービージョッキーになった。三冠牝馬
ジェンティルドンナ、世界の短距離王
ロードカナロア…名馬たちとの日々が、昨日のことのように浮かぶ。「いろんな馬に巡り会えて勝たせてもらった。1勝1勝の重みを感じて、今まで以上に頑張らないといけないね」と気を引き締めた。
6月21日から始まった函館開催では現在8勝を挙げ、勝利数では藤岡佑と1位タイで並ぶ。今週も「前走(5着)はスタートでつまずいたのが痛かった」と話す日曜
マリーンSの
タムロミラクルや、「2歳の時から期待していた馬」と1年ぶりのタッグを楽しみにする日曜12R
アグレアーブルなど、Vを意識できるラインアップ。勢いづくベテランから目が離せない。(デイリースポーツ・刀根善郎)
提供:デイリースポーツ