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【ジャパンダートダービー予想】番狂わせはなさそうな1戦 中距離経験で勝るドンフォルティスと課題あるルヴァンスレーヴ

  • 2018年07月10日(火) 19時00分
 昨年の全日本2歳優駿(川崎・JpnI・ダ1600m)からJRA最先着の2頭(1着ルヴァンスレーヴ、2着ドンフォルティス)、地方最先着の2頭(3着ハセノパイロ、6着リコーワルサー)がそれぞれ出走予定。今年の世代は2歳戦から大きく力関係が変わっておらず、本番での番狂わせはなさそうなムード。JRA勢の前哨戦ユニコーンS(東京・GIII・ダ1600m)は、脚抜きのいい湿った馬場で前半3ハロン通過が34.8秒のハイペース。この流れを3コーナー8番手、4コーナー4番手と自らポジションを押し上げていって完勝したルヴァンスレーヴは、さすが全日本2歳優駿の勝ち馬だけあって能力差を見せつけた。ただ2走前の伏竜S(中山・OP・ダ1800m)では右回りのコーナリングでの加速が上手くない弱点を露呈していたように、今回は右回り替わりが課題。

 その伏竜Sを0.2秒差で勝ったドンフォルティスは、ユニコーンSをパスしてここジャパンダートダービー(大井・JpnI・ダ2000m)に照準を合わせてきた。全日本2歳優駿でもルヴァンスレーヴの0.2秒差2着で実力は互角。あとはコース適性の差と、より中距離向きのラップの経験があることで戴冠となるかどうか。

 兵庫チャンピオンシップ(園田・JpnII・ダ1870m)を5馬身差で勝ったテーオーエナジーは、前走は芝の日本ダービーへ出走。芝では結果が出なかったが、ダートで先着されたのはヒヤシンスS勝ちのスマハマと、ここにも出走するユニコーンS2着のグレートタイムだけ。ダート中距離実績が豊富な分、前出2頭にどこまで迫れるか。

 地方勢は東京ダービー(大井・ダ2000m)の優勝馬ハセノパイロ、同2着馬クリスタルシルバーらが出走予定。今年の東京ダービーは前半36.8 - 中盤51.3 - 上がり38.6、ヒガシウィルウィンが勝った昨年が前半36.5 - 中盤52.3 - 上がり38.1で、今年の方が中盤も速く持続力が問われた流れだった。ただ昨年と違いJRA勢が強力な今年は、全日本2歳優駿ルヴァンスレーヴと0.9秒差あった力関係をどこまで詰められるかの戦いになりそう。(文=夏目耕四郎)

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