16日、
盛岡競馬場(曇 良)ではダート
グレード競走の第22回
マーキュリーカップ(JpnIII、ダート2000m)が行われ、
JRAの2番人気
ミツバがゴール前差し切り、連覇を達成した。
スタンド前で先手を奪った
ヨシオがレースを引っ張る展開。
ミツバは好位グループの後ろを追走し、勝負どころでは
フェニックスマークと並んで外から進出。直線は
ヨシオが振り切ろうとするも、
ミツバがジワジワと差を詰めてゴール前でとらえた。勝ちタイム2分3秒5、勝利騎手は
松山弘平(
JRA)。2着に4番人気
ヨシオが粘り、1番人気
フェニックスマークは3着。ここまでを
JRAが占め、地方勢は
ドラゴンエアル(北海道)の4着が最高着順だった。
ミツバは父
カネヒキリ、
母セントクリスマス(母の
父コマンダーインチーフ)、牡6歳鹿毛馬。
JRA栗東・加用正厩舎の管理馬。通算成績38戦10勝(うち地方6戦2勝)、重賞は去年の
マーキュリーC以来、2度めの制覇。
マーキュリーCの連覇は1999年と2000年の
オースミジェット以来、史上2頭目となる。
レース後のコメント
1着
ミツバ(
松山弘平騎手)
「今日は昨年以上の強さを見せてくれました。スタートはあまり速くない馬なので、先行馬の後ろに取り付く形になりました。道中のペースが遅いと感じ早めに動いて行って、最後まで長くいい脚を使ってくれました。道中の行きっぷりも段々とよくなってきて成長を感じます。気分屋なところがあるのでその時の馬の状態にもよりますが、どんな条件でもこなしてくれます。これからも強い競馬ができるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします」
2着
ヨシオ(
戸崎圭太騎手)
「この馬のしぶとさを活かした競馬ができました。よく頑張っていました」
3着
フェニックスマーク(
横山典弘騎手)
「3着にきていますし、よく頑張っています。奥手な馬なので、大事に乗っていきたいですね」
4着
ドラゴンエアル(
服部茂史騎手)
「門別で厳しい競馬をしていたこともあり、楽についていけました。仕上がりも調子も良かったです。最後は瞬発力の差で負けましたが、5着馬を交わせたことは収穫でした」
5着
マイネルバサラ(
柴田大知騎手)
「早めにとらえにいきましたが、久々の分もありとらえられませんでした」
6着
ザイディックメア(
和田竜二騎手)
「初めての地方のコースでしたが、こなしていました。4コーナーでついていけなくなったので、そこでついていけるようになるとさらに良くなると思います。落ち着いていますし、良い馬ですね」
7着
エンパイアペガサス(菅原俊吏騎手)
「位置取りは思ったところを取ることができました。ただ、勝負どころでついていけなくなりました」
(取材:小屋敷彰吾)
ラジオNIKKEI