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マースプリントシリーズ第3戦の
アイビスSD(GIII・新潟芝1000m)に、前走大敗からの巻き返しをはかる
ペイシャフェリシタら、美浦から出走する注目馬についての関係者のコメント。
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ペイシャフェリシタ(牝5・美浦・
高木登)について、高木調教師。
「今週(7/25)は坂路で時計を出しましたが、やり過ぎない程度の丁度良い追い切りでした。前走の
CBC賞(GIII・15着)は若干出して行きましたが、ハミを取ってしまい道中のリズムが良くなくて力を出し切れなかったですね。
前走後はこの暑さの中でも元気そうですし、厳しくやり過ぎないように気をつけながら調整していて順調です。1000mはやってみないとわかりませんが、流れが向いてくれればと思います。ゲートをフワッと出して自分のリズムで走らせて、あとは展開が嵌るか嵌らないかだけでしょう」
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ベストマッチョ(セン5・美浦・
手塚貴久)について、手塚調教師。
「夏負けをせずにしっかり追い切りを積んできましたが、暑いのでオーバーワークにならないように気を付けていています。今週(7/25)は調整程度の追い切りでしたが、良い動きでした。
これまではダートの1200m、1400mを中心に使ってきましたが、1400mは終いが少し甘くなるので、オーナーと相談して芝を試してみようということになりました。ダート馬でも結果が出ている直線1000mの競馬が良さそうということで、このレースを選択しました。
芝は初めてなのでわからない面もありますが、スピードの持続力に欠けるダート馬でも、1000mと短い距離なら対応できるのではないかと思います。当日輸送だとイレ込むタイプなので、今回のように前日輸送はプラスになるでしょう。馬群についていって、最後にもうひと伸びできればと思います」
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アペルトゥーラ(牡7・美浦・
国枝栄)について、国枝調教師。
「今週(7/25)はキッチリした併せ馬ではなく単走の形でしたが、終いまでしっかり動けていました。ひと追いごとに良化していて、状態はまずまず良さそうです。あとは枠順が大きく左右する条件なので、外枠を引いてほしいですね」
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モルフェオルフェ(牝3・美浦・大江原哲)について、
江田照男騎手。
「馬の状態は良さそうですね。これまではスピードの違いで逃げていたように、良いスピードがありますし、それなりの位置取りで競馬ができるのではと思います。
追ってからも反応があるタイプなので、この馬のリズムで道中運べれば良いですね。直線1000mの適性を感じますので、あとは古馬のオープン馬のスピードの中でどういう競馬ができるかでしょう」
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ダノンアイリス(牝5・美浦・
尾関知人)について、尾関調教師。
「ここのところフワッとしたり周囲を気にする面が見られましたので、チークピーシーズを装着して追い切りましたが、良い動きでした。効果がありそうなので、実践でも着ける予定です。
しばらくダートを使ってきましたが、3走前(1000万下)を勝った時に手綱を取った横山(典)騎手がまた芝を使っても良いのではないかと話していましたし、ある程度積極的な競馬ができればと思っています」
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クラウンルシフェル(牡7・美浦・
天間昭一)について、天間調教師。
「前走(
テレビユー福島賞・1600万下・16着)は、は外枠で厳しい形になってしまいました。格上挑戦になりますが、1000m直線の競馬は好走したことがありますし、うまくスピードを生かしてどこまでやれるかですね」
(取材・文:佐々木祥恵)