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【地方競馬】的場文男騎手が7152勝の新記録 武豊騎手も祝福「大先輩で尊敬しかない」

デイリースポーツ
  • 2018年08月12日(日) 19時21分
 “大井の帝王”が前人未踏の大記録-。的場文男騎手(61)=大井・フリー=は12日、大井競馬5Rをシルヴェーヌで勝って通算7152勝とし、地方競馬最多勝利数の新記録を達成した。2001年に引退した佐々木竹見さん(76)の7151勝を、的場騎手は17年ぶりに更新した。

 公営競技としての地方競馬が1948年に始まってから70年。73年10月のデビューから約45年の的場騎手が、ついに金字塔を打ち立てた。

 レース後の場内インタビューで、的場騎手は「きょうはファンの皆さんのおかげ。日本一の記録を取れたことは、感謝の気持ちで一杯です。あと2つ、3つから、競馬で1つ勝つがこんなに難しいのかと思い知らされた」とファンと喜びを分かち合った。

 6日の浦和競馬で佐々木さんが保持する地方競馬最多勝記録の7151勝に並び、記録更新をかけた今回の地元・大井開催。7鞍に騎乗予定のこの日、2レース目の5Rで、的場騎手はついに歴史的瞬間を迎えた。岩石のように硬く盛り上がったくるぶしを支点に下半身で馬を締め、上半身を激しく上下させて闘争心を駆り立てる独特の“的場ダンス”は、いつもと変わりなく健在だった。

 JRAの最多勝記録を保持する武豊騎手(49)=栗東・フリー=が、的場騎手の偉業達成を祝福した。「大先輩で尊敬しかないです。おめでとうございます。年下の自分にも、ずっと敬語で話してくださって、さわやかな方ですね」。自身も前人未到のJRA4000勝へ向けてカウントダウンに入っている。

 記録を塗り替えられた佐々木さんも称賛を惜しまない。「破られない方がいいんだろうけど、そうはいかない。『記録は破るためにある』って言うでしょう。新記録をつくった的場君は大したもんだよ」。60歳を過ぎても、第一線で活躍を続ける後輩に敬意を示した。

 的場文男騎手は1956年9月7日生まれ、福岡県大川市出身。73年9月29日に騎手免許を取得。同10月16日に大井競馬場でデビューし、11月6日に初勝利。77年アラブ王冠賞で重賞初制覇。83年に大井初リーディングを獲得し、85年から20年連続を含めて通算21回。02、03年は全国リーディング。JRA124戦4勝。東京都騎手会所属。165センチ、50キロ。

提供:デイリースポーツ

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