10月9日から11日までイギリスのニューマーケットで行われる、ヨーロッパ最高の1歳馬市場「タタソールズ・オクトーバーセール」の上場予定馬が発表になり、日本の現役馬
タワーオブロンドン(牡3、父レイヴンズパス)の半弟が上場されることが明らかになった。
全部で519頭がカタログに記載された中、初日の9日に上場番号122番として登場する牡馬が、その馬である。
藤沢和雄厩舎に所属し、2歳11月にG2
京王杯2歳S(芝1400m)、3歳4月にG3
アーリントンC(芝1600m)を制している他、2歳12月にG1朝日杯フューチュリティS(芝1600m)で3着となっている
タワーオブロンドンは、ダーレージャパンが生産した日本産馬だ。
同馬の
母スノーパインは、
タワーオブロンドンを出産後にイギリスに帰国。16年の種付けシーズンに、15年の欧州
年度代表馬ゴールデンホーンを交配されて受胎し、16年のタタソールズ12月牝馬市場にゴドルフィンからの上場馬として登場。
バロンズタウン・スタッドが26万ギニー(当時のレートで約3960万円)で購買し、17年3月5日に生まれた牡馬を、
バロンズタウン・スタッドがオクトーバーセールに上場してきたのである。
父ゴールデンホーンは、今年の1歳世代が初年度産駒となる注目の新種牡馬だ。日本の重賞勝ち馬の弟に、イギリスのマーケットがどのような評価を下すかに注目が集まっている。
(文:合田直弘)