「キーンランドC・G3」(26日、札幌)
デビュー3戦目から一貫してマイルを走ってきた
ムーンクエイク。備えるフィジカルの強さゆえか、ほぼ
ノンストップで勝ち上がってきたが、オープン初挑戦だった
洛陽Sで5着敗退。右肩上がりのキャリアが止まった。
しかし、満を持して距離を詰めた京王杯SCをレコードで快勝。この馬が最大限に真価を発揮できる舞台は、短い距離にあるのかもしれない。そう思わせるほどインパクトのある勝ちっぷりだった。
大江原助手は「この血統はみんな気持ちが前向きですね。前走の1400メートルであの手応えでしたから、1200メートルだとどうなるのか。楽しみですよ」と、さらなる距離短縮にも期待を募らせる。
函館に入厩してからの約3週間、調整は順調そのものだ。15日には芝コースで意欲的な1週前追い切りを敢行。「手応えも良かったし、本馬場に入れたことで体もシャープになりました」と同助手。馬体重も500キロ前後で推移。前走と同じくらいをキープしている。
「牧場でも乗り込んでいてくれたから、入ってきてからが楽でした。速いところを行きだしたらスイッチが入る。でも、普段は穏やか。本当に世話しやすいですよ」。曇りひとつない臨戦過程。再び進撃を開始した
ムーンクエイクが、初の千二で衝撃の走りを披露する。
提供:デイリースポーツ