25日に北米西海岸の
デルマー競馬場で行われたG2パットオブライエンS(d7F)は、オッズ1.2倍の圧倒的1番人気に推された
カタリーナクルーザー(牡4、父ユニオンラッグス)が、2着以下に7.1/4馬身差をつける快勝。デビューから継続している連勝記録を“4”に伸ばした。
超大型馬のため仕上げに手間取り、デビューが3歳10月まで遅れたのが
カタリーナクルーザーだ。サンタ
アニタのメイドン(d6F)で緒戦勝ちを飾ったものの、レース中に膝に剥離骨折を発症し、再び戦列を離れることになった。
ようやく復帰したのが今年5月で、サンタ
アニタの条件戦(d6F)を快勝。次走は7月22日の
デルマー開催に組まれていた一般戦の予定だったが、出走頭数が揃わずに不成立になり、やむなく前日の21日に組まれたG2サンディエゴH(d8.5F)に出走。ここを6.3/4馬身差で制し、デビューから3連勝で重賞初挑戦初制覇を飾っていた。
パットオブライエンSも勝って無敗の4連勝を果たした同馬は今後、11月3日に
チャーチルダウンズで行われるG1BCダートマイル(d8F)を目標に調整される予定。同馬を管理するジョン・サドラー調教師は、「順調に行けば、その後の目標は1月26日にガルフ
ストリームパークで行われるG1
ペガサスワールドC(d9F)になる」とコメントしている。
(文:合田直弘)