「札幌2歳S・G3」(9月1日、札幌)
素軽い身のこなし、反応の良さ。どれをとっても絶品だ。29日、
クラージュゲリエは札幌ダートで併せ馬。
レースガーデン(2歳新馬)を4馬身追走すると、軽く仕掛けただけで
ギアチェンジ。馬なりのまま5F70秒3-38秒8-12秒1をマークし、2馬身先着した。
またがったのは、昨年12月に新規調教師免許試験に合格し、現在は池江厩舎で修行中の上村調教師。「反応を確かめる程度だったけど、いつでも突き放せそうな感じ。すごく良かった。かなりのポテンシャルを感じる」。
スリープレスナイトの08年
スプリンターズS制覇など、JRA570勝を挙げた元ジョッキーも舌を巻く性能だという。「乗り味がいいし、操作性もいい」と褒め言葉を並べた。
新馬戦はスローの瞬発力勝負。4コーナーはかなり外を回って差し切った。師は「前走のモレイラ(今回はM・デムーロ)も“6、7割”って言っていたし、うまくレース経験ができた。クラシックに乗ってくる器」と評価する。兄
プロフェットは15年の当レース2着馬。瞬発力を武器に、弟がリベンジを果たす。
提供:デイリースポーツ