9月9日に中山競馬場で行われる
京成杯AH(3歳上・GIII・芝1600m)は、サマーマイルシリーズの最終戦。秋の飛躍を狙う馬たちが頂点を懸けて激突する。前走の
中京記念で待望の重賞初制覇を飾り、ここでも中心視されていた
グレーターロンドンは爪不安で回避の方向。有力馬の離脱は残念だが、その他にもマイル巧者が多数。見応えあるレースになりそうだ。
人気の中心は、その
中京記念で勝ち馬を追いつめた
ロジクライあたりか。先行勢がやり合い、差し馬が上位を占めたレースでも4番手から3/4馬身差の2着。機動力に富み、初の中山コースでも好走は十分だろう。
穴馬候補として注目しているのは
ロードクエスト。
関屋記念では、久々に舞い戻ったマイル戦で5着。敗れはしたが、内容は陣営が追い求めていたものに近付いてきた。2〜4歳のマイル起用時は後方からの競馬が続いていたが、日々の調教や今年の年明けから1200〜1400mを使ってきた効果で、これまでにない6番手からの競馬。
三浦皇成騎手や
小島茂之調教師も「レースぶりに進境がうかがえた」と一定の評価を与えている。試行錯誤を繰り返してきた16年の覇者が、新たな形で好勝負に持ち込むシーンを期待してみたい。発走は9月9日(日)、15時45分。
現時点での想定馬は以下のとおり。
ウインガニオンゴールドサーベラスショウナンアンセムストーミーシーヒーズインラブベステンダンクミッキーグローリーミュゼエイリアンヤングマンパワーロードクエストロジクライワントゥワン※各馬とも出走予定の段階で、変更の可能性がございます。
(文・取材=報知新聞社・川上大志)
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