スマートフォン版へ

【札幌2歳S】ホッカイドウ競馬ナイママ、中央勢に真っ向勝負 目指せバルク超え

デイリースポーツ
  • 2018年08月31日(金) 06時00分
 「札幌2歳S・G3」(9月1日、札幌)

 夢はでっかく“バルク超え”だ!今回はホッカイドウ競馬のナイママにスポットを当てた。かつて、地方競馬所属のままJRAのG1に挑戦し続けた不屈の名馬コスモバルク。その再来との呼び声高いダノンバラード産駒が、万全の態勢で中央の良血馬たちに真っ向勝負を挑む。

 デビュー前からナイママに対して「バルク以上の素質を感じる」と話していた岡田繁幸オーナーは、その走る姿を見て「跳びが大きく、まるで鹿が弾んでいるようだ」と目を細めた。

 コスモ・マイネル軍団総帥は「地方競馬の活性化」を旗印に、03年にホッカイドウ競馬に誕生した外厩制度を利用。コスモバルク(当時の名義は美佐子夫人)を擁し、JRAへ積極的に打って出た。04年皐月賞2着をはじめクラシック三冠皆勤など活躍。国内のビッグタイトルには手が届かなかったが、G1出走23回はJRA最多記録(2位はステイゴールドの19回)を保持している。

 コスモス賞では断然人気のアガラスを終始マークし、早め早めの競馬で競り落とした。06年シンガポール航空国際Cで、悲願のG1馬となったバルクも管理した田部和師は「バルクもいい勝負根性をしていたけど、それ以上」と目を丸くする。「バルクより後肢がしっかりしているし、この時期での比較なら互角…いや、ちょっと上かもね」と期待を口にした。

 外厩馬ゆえに、いったん牧場へ戻って調整され、レースの10日前に再入厩。「前回より素軽くなっているし、一回一回変わってきている」と成長ぶりを実感するトレーナーは、来年末で引退の予定。「現時点でG2は楽に勝てる能力は持っている。今回も相手は強いけど、こっちにはキャリアがある。また東京へ行きたいねえ」。バルクでかなわなかった夢の実現へ、まさにラストチャンス。まずは目の前のタイトル奪取へ全力投球だ。(デイリースポーツ・村上英明)

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す