現地時間1日、アメリカのサラトガ競馬場で行われたウッドワードS(G1・ダート1800m・1着賞金40万ドル=約4442万円)は、道中は馬群の内側を進んだヨシダ(牡4、J.ロザリオ騎手)が、最後の直線では外に持ち出して末脚を伸ばし、さらに後方から追い込んできた1番人気ガンナヴェラ(牡4、E.
ザヤス騎手)の追撃も凌いで優勝。日本産馬としては初の海外ダートG1制覇を達成した。勝ちタイムは良馬場で1分48秒94。
ヨシダは
父ハーツクライ、
母ヒルダズパッション、
その父Canadian Frontierという血統。日本のノーザンファームの生産馬で、半兄
ジークカイザーや半弟
ヴェルテアシャフトは日本で競走生活を送っている。
2015年のセレクトセールでアメリカのウィンスターファームに1億152万円(税込)で落札され、同国のW.モット厩舎に入厩。今年の5月5日にはターフクラシックS(芝1800m)を制して米G1初制覇を果たすなど、これまでは芝のレースで活躍を見せていたが、初ダートとなった今回の舞台でも見事な走りを披露した。
今後は、祖父である
サンデーサイレンスや、昨年のウッドワードS覇者であるガンランナーも制した、ブ
リーダーズCクラシック(11月3日・G1・
チャーチルダウンズ・ダート2000m)が最大目標となる。