「
京成杯AH・G3」(9日、中山)
充実ぶりを示す勝ちっぷりだった。
ミッキーグローリーの前走・
阿武隈Sは、しぶとい逃げ馬を早めにつかまえに動いて押し切る強い内容。キャリア10戦、崩れたのは昨年9月に1年以上の長休明けで走った復帰戦の6着だけだ。残り9戦は全て複勝圏という安定感を誇っている。
猛暑の襲った盛夏の美浦でも元気いっぱいに乗り込み、体の張りも充実。1週前の29日は、ハロー明けの美浦坂路で強めに追われ、51秒2-37秒7-12秒7をマークして、僚馬2頭に先着した。
馬体はまだ若干、絞り込む余地が残っているが、国枝師は「動きは良かった。順調に乗れているし、ここに来て体がしっかりしてきた感じ。レースに行ったらちゃんと走ってくれることは分かっているからね」と、いつもの明るい口調で順調な調整ぶりに目を細めた。
母メリッサが
北九州記念で初重賞タイトルを得たのは6歳夏だった。重賞勝ちは、5月に
ニュージーランドTを制した全弟
カツジに先を越されたが、こちらは充実の5歳秋。いよいよ才能開花の時を迎えた。
提供:デイリースポーツ