阪神開幕週の重賞、
セントウルS。昨年は掲示板5頭の中で4頭ラチ沿い追走馬が独占。例年、圧倒的に内有利のレースである。今年も似たような傾向が予想され、週末は雨の影響で非常にタフな馬場になるだろう。8枠14番の
ファインニードルにとって、過酷とも言える条件が着々と整いつつある。
さらに、今年はメンバーに多彩な先行馬が揃った。1ハロン目11秒台後半も出せる
ネロや
ウインソワレ、
ラブカンプー。先行からの押し切りが得意な
ラインスピリットに
レジーナフォルテ。スタート次第ではハナも可能な
ダイアナヘイローまでもいる。昨年は600m通過が33.8秒。重賞路線の中では平均ペース程度の流れだったが、今年は時計を要しても33秒台前半もあり得るメンツだ。とにかく枠順に関係なくハイペースかつ縦長になることは間違いない。
そういった点を見ると、1番人気になると思われる
ファインニードルはどうだろうか。昨年は5枠7番から後続勢を完封。ただし、今年は斤量が前年から2キロ増えた58キロで海外帰りの一戦。この枠ならばタフな馬場とイン有利、ハイペースで外を回す乗り方だと伸び切れない可能性がある。騎手自身も
高松宮記念の良いイメージがあるので、その時と似たような外を回る競馬をするのではないか。したがって、馬券的には『消し』で考えている。
そしてVポジションはズバリ、ラチ沿いを走る差し馬だ。道中はロスなく運び、直線は馬場の良い外に出す競馬。昨年の
アドマイヤゴッド(0.2秒差の5着)のレースが最も理想的。今年も2枠3番と好枠だ。ほぼ7〜8割が枠で決まると言っても過言ではない。
(文=倉本匠馬)
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