3着まで
秋華賞(10/14・GI・京都芝2000m)の優先出走権が与えられる
ローズS(9/16・GII・阪神芝1800m)に美浦から出走する3頭が、9月12日(水)に最終追い切りを行った。追い切り後の関係者のコメント。
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トーセンブレス(牝3・美浦・
加藤征弘)について、加藤調教師。
「こちらが暑かったので、8月上旬に函館競馬場に入厩させて、美浦に戻ってきてからも順調に調整できています。開幕週の中山の速い馬場で後ろからの競馬になると届かないでしょうから、
紫苑S(GIII)ではなく、このレースを選択しました。
先週重い馬場でしっかり負荷をかけていて、中身ができています。この馬は体が出来てきてからしっかり伸ばすような調教をすると、脚をぶつけるようなところがありますので、それも考慮して今週はある程度セーブした内容の追い切りでした。
前走の
オークス(GI)を取消後にしっかり休ませて、馬が穏やかになってきました。輸送減りしないタイプですし、阪神競馬場周りの高速道路が整備されてきて渋滞することもなくなったので、458キロ前後の馬体重で推移すると思います。
阪神JF(GI・4着)、
桜花賞(GI・4着)と内めの枠を引いたことで他馬に囲まれてしまって、捌くのに時間がかかってしまいました。いくら外回りとはいえもう少しスムーズに外に出せれば違ったでしょうし、今回は外めの枠を引ければと思っています」
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ゴージャスランチ(牝3・美浦・
鹿戸雄一)について、鹿戸調教師。
「輸送もありますし、今週の追い切りは無理をしないで自分のリズムで走らせました。少しイレ込むタイプですが、雰囲気も良いですし、当日あまりイレ込まなければ自分の力は出せるでしょう。
春と比べて見た目は随分落ち着いてきましたし、先週乗った横山(典)騎手も、グンと良くなっていると言っていました。広いコースは合っていますし、相手は強くなりますけど前からでも後ろからでも確実に脚を使えますので、頑張ってほしいですね」
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ウラヌスチャーム(牝3・美浦・
斎藤誠)について、相田調教助手。
「前走の
三面川特別(1000万下・2着)は道中絶望的な位置取りでしたが、終い目を引く伸びを見せてくれて、収穫あるレースでした。今週はウッドチップコースの単走で追い切りました。
先週ビッシリとやって好時計を出していますので、サラッとやって終いの反応を見る内容でした。ゲートの反応も良くなってきていますし、今回も五分のスタートを切れて流れに乗って競馬ができればと思います」
(取材・文:佐々木祥恵)