オールフォーラヴは前走の
オークスはキャリア4戦でのクラシック挑戦でした。
「さらに左まわり、初の長距離輸送などが重なったこともあり、テンションが高くなってしまい思うような競馬ができませんでした。でも、GIの舞台を経験できたのはよかったし、2400mという距離がもったのは収穫でした」(片山助手)
夏の放牧を経て8月下旬に栗東トレセンに帰厩しています。
「すごく大人びた感じで帰ってきましたね。体も全体的にパワーアップしていて、心身ともに成長を感じました」
気になるのは馬体重の増減。デビューでは458キロでしたが、3戦目の
忘れな草賞では442キロまで減らしていました。その後、
オークスではプラス2キロの444キロを保ってはいましたが、本当にギリギリの体でした。
「春の後半戦はもうギリギリ体を維持していた感じでした。そのあと、放牧に出して
リラックスさせるとともにまず体を戻して、さらに成長を促せればと思っていました。すると、牧場では一時は510キロまで体が増えたそうです。でも、調教をやりだしたらすぐに490キロまで減りました。その後もしっかり食べながらも体は絞れてきていますが、筋肉は春よりついていてパワーアップしています。
ローズSでは470キロ前後での出走になると思います」
先週、川田騎手が追い切ってすごくいい動きでした。それを踏まえて、今週はあえて軽めの調整にとどめています。
「カイバの細かった春とは違って秋はしっかり食べれているとはいえ、秋のGI戦線を控えていますからね。馬体を維持させながら、まずは
ローズSでしっかり自分の競馬ができればと思います。距離は
オークスは出走しましたが、本来は今回の1800mも含めて2000m前後の適性が高いと思いますよ」
(取材・文:花岡貴子)