3着まで
菊花賞(10/21・GI・京都芝3000m)に優先出走権が与えられる
セントライト記念(GII・中山芝2200m)が、9月17日(月)に中山競馬場で行われる。美浦から出走する注目馬について、関係者のコメント。
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レイエンダ(牡3・美浦・
藤沢和雄)について、藤沢調教師。
「前走(
松前特別・1000万下・1着)後はノーザンファーム天栄に放牧に出して、3週間前にこちらに戻ってきました。前走は折り合いも上手についていて、最後まで頑張ってくれました。今週(9/13)はゴール前だけ併せました。時計が遅かったですが、予定通りの追い切りができました。
走りも素軽く良い動きでしたし、気持ちも高ぶらず感じも良いです。兄の
レイデオロよりは少し細身ですが、兄に負けずに良いフットワークをしています。前走の函館よりも中山の方が広くて走りやすいでしょうし、重賞で相手は強くなりますが頑張ってほしいですね」
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ジェネラーレウーノ(牡3・美浦・
矢野英一)について、矢野調教師。
「先週しっかりやっていますし、今週(9/13)はテンションが高くならないようあまりやり過ぎないように、半マイルから予定通りの追い切りができました。反応も動きも良かったです。以前よりもパワーアップしている様子も確認できました。中山の2200mの舞台も合っています。あとは自分の形で競馬ができるかどうかですね。
皐月賞(GI・3着)では3頭で先行することになってしまい、それがダービーでも影響して掛かってしまって、最後は集中力もなくなり16着と大敗しました。あのレースを見ると行き切って逃げた方が良いと、オーナーサイドとも相談して答えが出ました。ハイペースで逃げても持つ心肺機能があるのは、
皐月賞3着で証明されていますし、ハイペースになるかもしれませんが、逃げ宣言をします。ダービーの時はもう少し内枠なら違う結果になっていたかもしれませんし、なるべく内めの枠を引きたいですね」
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コズミックフォース(牡3・美浦・
国枝栄)について、
石橋脩騎手。
「前走のダービー(GI・3着)は馬が自ら行ってくれて前めのポジションが取れました。崩れたのは
すみれS(OP・5着)だけで、ダービーでも3着ですし、1戦ごとに競馬がうまくなっています。先週の追い切りの時は体がとても立派になったように思いましたが、今週(9/13)は体がシュッとしてきて、休養前と変わりなく感じました。
追い切りは先行した馬と良い併せ馬ができて、こちらがバシバシとやらなくても馬がやる気を出して走ってくれました。今回は前に行く馬が多いのでどうなるかはわかりませんが、後ろから脚を使う競馬も経験していますし、流れに応じてレースをしようと思います」
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ブレステイキング(牡3・美浦・
堀宣行)について、森調教助手。
「今週(9/13)はジョッキー(
M.デムーロ騎手)が騎乗しての追い切りでしたが、好感触を掴んでくれたようです。牡馬にしては飼い葉食いが細かったのですが、しっかり食べられるようになりましたし、春先よりもひと回り体が大きくなりました。
重いウッドチップコースでもしっかり走れていて、心身ともに成長していますね。馬体重が490キロくらいありますので、480キロくらいで出走できればと思っています」
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オウケンムーン(牡3・美浦・
国枝栄)について
北村宏司騎手。
「先週は元気に動けていました。今週(9/12)はさほどやるつもりはなく無理はしていませんし、落ち着いた走りができていました。ここまで順調に調整できてますね」
(取材・文:佐々木祥恵)