ギベオンは
日本ダービーはNHKマイルの疲労がなかなか抜けかったため、登録前に早々回避を決めてリフレッシュ期間に入りました。山元トレセンを経由して6月上旬に社台ファームへ。状態をみながら乗りこまれ、状態がかなり上向いてきた7月中旬に当初の目論見より早い8月1日に栗東に帰厩しています。
「ここまでしっかり乗り込んできましたし、力を出せる状態です」と田代助手は力強く語ります。
馬体重は510キロ強。春とさほど数字は変わりませんが、「いい夏を越して帰ってきてくれました。体にメリハリが出てきました」(田代助手)というように、キ甲が抜けて筋肉の隆起がよりクッキリするなど
シルエットに変化が見られます。
セントライト記念は芝2200m。これまで経験した距離に比べて延びますが、これについては陣営も「問題ない」(田代助手)としています。今回初コンビとなる戸崎騎手は追い切りにも騎乗し「乗りやすさを感じました」と好感触を得ています。
追い切りでもしっかり動いていました。「秋初戦から好勝負」(田代助手)と陣営からかなり色気のあるコメントが出ていますし、ここはわたしとしても外せません。
(取材・文:花岡貴子)