18日の全休日も坂路馬場で調整を行い、今朝18日の
神戸新聞杯(9月23日・阪神芝2400m)の最終追い切りに備えた
ワグネリアン(栗東・
友道康夫厩舎)。角馬場からCWコースを半周して坂路馬場へ向かい、レースに向けた最終追い切りを行っている。
角馬場で乗り替わった
藤岡康太騎手で単走。後方では同じく
神戸新聞杯の最終追い切りを行った
エタリオウが単走で追い切るという状況だったが、坂路モニターを見ていると、2頭の走りを比較することができるような位置関係だった。
前半はどちらも同じようなラップ、同じような力感で走っていたが、後半に入る手前あたりから
エタリオウがかなりスピードに乗ってきた。ここでも
ワグネリアンはゆったりと走っていたが、残り300mほどになったところで、自然とスピードが乗ってグンと加速した。
そこからは
エタリオウとの差がどんどんと広がり、
エタリオウが道中で速かった分、最後が失速したように見えた。しかし実際は
エタリオウの時計が4F53.5〜3F39.0〜2F25.2〜1F12.4秒だったので、失速どころか加速している。これに対して、
ワグネリアンが4F53.6〜3F39.1〜2F24.5〜1F11.9秒。こちらの時計が凄すぎただけ。
これならレースでいいポジションから競馬できれば、最後の瞬発力をしっかり使えるはず。あとはどんなレースを見せてくれるか。
(取材・文:井内利彰)