大舞台で抜群の勝負強さを誇る、と言えばこの男。
池添謙一騎手(39)=栗東・フリー=が26日、美浦トレセンに駆け付け、「
スプリンターズS・G1」(30日、中山)に挑む
セイウンコウセイの最終追い切りにまたがった。初コンビとなった前走の函館ス
プリント以来のコンタクトとなったが、目下の体調の良さをうかがわせるパフォーマンスを披露。「いい動きをしてくれたと思います。身のこなしもさばきも素軽かった」と満足そうな表情で振り返った。
02年
桜花賞の
アローキャリーを皮切りに、ここまで積み上げてきたG1勝利は23。
オルフェーヴルでの三冠達成(11年)や
ショウナンパンドラのジャパンC(15年)など印象に残るシーンも多いが、
スプリンターズSも
デュランダル(03年)、
カレンチャン(11年)で2勝。ゴール前に急坂が待ち受ける中山で、パートナーの全能力を引き出すのはお手のものだ。関東馬とのコンビによる初めてのG1勝利へ。仕事人が変幻自在のプレーで、相棒を勝利へ導く。(デイリースポーツ・北島稔大)
提供:デイリースポーツ