「
シリウスS・G3」(29日、阪神)
3歳馬
オメガパフュームが豪脚一閃-。2分1秒5のレースレコードで古馬をねじ伏せた。序盤は
コパノチャーリーと
サンライズソアが引っ張る流れを、後方11番手で追走。向正面から徐々に進出を開始すると、最後の直線で力強く抜け出し、重賞初制覇を飾った。
「初めて乗せてもらいましたが、乗りやすかったですね。53キロのハンデだったので、4コーナーを回り切る前に仕掛けようと思っていた。いい展開だったし、相手を見る余裕がありました」。和田は初コンビでの快勝劇を笑顔で振り返った。
今年開業した安田翔厩舎にとって、これが重賞初制覇。「前走で我慢をさせたことが、ここにつながったと思います。装鞍所からパドックまで落ち着いていたし、精神的に成長したのが大きいですね」。期待馬の成長に指揮官は目を細めた。
3歳世代のレベルの高さを改めて証明した
パフューム。「JBCクラシックは賞金的に厳しいと思うので、チャンピオンズC(12月2日・中京)へ向かうか、成長を促していくかをオーナーと相談したい」と師。仁川で輝きを放った芦毛の新星が、ここから一気に砂界の頂点を目指す。
提供:デイリースポーツ