10月9日は全休日だったが、
府中牝馬S(10月13日・東京芝1800m)に出走を予定している
ミスパンテール(栗東・
昆貢厩舎)は坂路でのキャンターを行って、今朝10日の最終追い切りに備えていた。
最終追いは坂路。1回目のハローが終了した時間帯に
西谷誠騎手(レースは
横山典弘騎手)が跨って、単走だったが、
ターコイズS以降はこのパターンが継続されており、変則日程でもいつも通りのメニューをこなしている。
動きはテンをゆっくり入って、終いはしっかり。しっかりといっても鞍上はほぼ馬なりの手応えで、馬自身がラップを上げていくような走りを見せている。時計は4F55.1〜3F39.0〜2F24.7〜1F12.2秒と全体は遅めの数字だが、申し分ない動きだった。
東京競馬場は
オークス10着、
ヴィクトリアM5着と見た目の着順は悪いが、
オークスは距離、前走は3コーナーで後ろへ下がる不利とそれぞれ理由はある。今回の状態で結果が出ないようなら、よほど東京との相性がよくない、そう思えるくらいの仕上がりにはある。
(取材・文:井内利彰)