ローズSは右後脚の球節が腫れたため、回避を余儀なくされました。
秋華賞が休み明け緒戦となりますが、陣営はそのあたりはあまり気にしていないようです。
「問題ないですね。栗東に戻ってからも慎重に進めてきましたし、1週前に追い切ったらグンと良くなりましたから。もともと休み明けでも走れるタイプですしね」と丸内助手。
当該週の追い切りは予定どおり軽めでしたが、それでも動きましたね。「理想的な調教が出来た」という指揮官の言葉からも順調さが感じられますし、改めてこの状態なら大丈夫と思わせました。
追い切り後の馬体重は510キロ。前走の
オークスと比べるとプラス18キロですが、陣営はそれについての不安はないほうです。
松永幹師は「背が伸びましたし、全体的にボリュームアップしています」と捉えていますし、担当の丸内助手も「太目感もありません。思ったとおりに成長してくれていますね」とこの夏の成長ととらえていました。
先週、主戦の
石橋脩騎手が負傷したことで、急きょ
北村友一騎手に乗り替わりとなりましたが、この点について陣営は「難しい馬ではないので」(丸内助手)と、不安要素とはならないことを強調していました。
4枠7番と、比較的内目に入れたのも好材料。一頓挫あったことは感じさせないほど順調に仕上がっています。春のクラシックは惜敗続きでしたが、なんとかここで春の無念を晴らしたいところですね。
(取材・文:花岡貴子)