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【天皇賞・秋予想】状態の差は少なく、枠順が重要なファクターに/JRA重賞展望

  • 2018年10月26日(金) 12時00分
 フルゲートには満たないものの、GIでの実績がある馬が集まった。これを「春からの休み明け」「夏場で一度使った馬」「秋2戦」と分けることができるが、調教内容から評価すれば、ローテーションの違いによる状態の差は感じられない。

 特にスワーヴリチャードは目標がしっかり定められていることもあり、ここへ向けての準備が早い。9月中旬に坂路で15-15の追い切りを開始したと思ったら、10月からはCWでの追い切りを開始。じわっと立ち上げていき、1週前追い切りにM.デムーロ騎手が跨って、数字的にもほぼ万全という調教内容を消化している。

 久しぶりの勝利を目指すマカヒキ札幌記念以来。こちらも10月に入ってCWでの追い切りを消化しているが、その動きは溌剌としている。特に初コンビとなる武豊騎手が跨った追い切りが抜群の動き。

 これら2頭の実績馬に対して、オールカマーを快勝してローテーション的に有利なレイデオロだが、こちらは1週前追い切りを手控えるというアクシデントがあった。10月21日に美浦坂路で4F55.0秒、1F12.1秒という追い切りを消化しているが、この一頓挫をどう評価するか難しいところ。

 他の休み明けも1週前追い切りの時点で素晴らしい動きを見せている馬がいるだけに、状態に関しては、みな力を出せるといった感じがある。ただ、先週の東京芝は速い上がりが使えて、ロスのない位置取りが勝利への絶対条件。よって、枠順は非常に重要な予想ファクターになるだろう。(取材・文:井内利彰)

 枠順は確定し、スワーヴリチャードは5番枠に、レイデオロは4番枠に。果たして井内氏の最終見解は? 注目の結論はこちらからご覧ください。また、予想を購入された方にはウオッカのクオカードが当たるチャンスも。

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