ヴィブロスは昨年秋は牝馬路線を進みましたが、今年は牡馬との対戦から始動です。
「昨年は
府中牝馬Sから
エリザベス女王杯へ行きましたが、若干距離が長いのかな、というのがありました。そこで今年は距離短縮で2000mということになりました。ドバイでも牡馬の強豪を相手に勝っている(2017年
ドバイターフ優勝)し、牝馬同士より牡馬とのほうが頑張ってくれるかも」と友道師は彼女の底力に強い信頼を寄せています。
前走の
宝塚記念では4着でしたが、「馬場状態もありましたし、若干距離の壁も感じました。この馬の力は出したと思います」とのこと。
5歳馬ながら、この夏を越して「また少し脚が長くなり、背も伸びた」のだそうです。
「気性面は年齢的なものもあるけれど、今年は全面に押し出すような気配は昨年ほどではないですね。闘争心を内に秘めたような、また違った
ヴィブロスというかんじで良いと思います」
舞台は東京の左回り2000m。友道師は「左回りのワンターンの競馬はいちばん合っている」とコース相性の良さを強調していました。この秋は
マイルCS、
香港マイルに駒を進め、引退・繁殖入りの予定です。さらなる箔をつけたいところですね。
(取材・文:花岡貴子)