JRA開催としては初めて行われるダート1200mのJpnI戦。砂のスピード王という勲章と、1着賞金7000万円をめぐる激しい争いが期待される。
ダート
グレード競走の難しさは、競馬場のコース形態や馬場状態などによって時計が大きく左右されるケースが多く、単純な比較ができないということ。加えて「Road To JBC」
東京盃を勝った
キタサンミカヅキら
地方競馬所属馬には初めて
JRAの競馬場で走る馬が多いこともレースを難しくしている。
◎
レッツゴードンキに期待したい。
桜花賞を逃げ切るくらいのスピードの持ち主だが、年齢を重ねるごとに良績が短距離へとシフトし、芝のス
プリントGI競走で2着3回。さすがに6歳秋を迎えて、そのスピードにも陰りが見え隠れし始めたところだが、ダート競馬ならば、それを補える。デビュー以来、初のダート実戦となった一昨年の
JBCレディスクラシックは2着。春の
フェブラリーSでも見せ場を作ったようにダートは苦にしない。今回の主役はこの馬だ。
プロキオンSをレコード勝ちしている○
マテラスカイが強敵になりそうだ。
東京盃は軽快に逃げたもののプラス18kgの馬体重が響いたのがゴール前で失速して4着。しかし、この馬は今年に入ってから
JRAの競馬場で5戦4勝2着1回。京都競馬場のダート1200mコースも2月に準オープンの
橿原Sを5馬身差で勝利している。
▲
ナックビーナスは未勝利勝ち以来となるダート実戦だが、未知の魅力たっぷり。
ダイワメジャー直仔の大型馬で、母は米国のダート重賞勝馬。ダートをこなせば圧勝も考えられる。
トライアルの
東京盃を勝った△
キタサンミカヅキ、まだ見限れない△
ウインムート、芝G1ウイナーの△
セイウンコウセイはダートをこなせば逆転まで。もう1頭、渋太い競馬をする△
ネロまで手広く抑えたい。