「
エリザベス女王杯・G1」(11日、京都)
昨年覇者
モズカッチャンは
札幌記念3着後、府中牝馬Sへの出走を予定していたものの、1週前追い切り後に熱発し、出走を見送るアク
シデント。にわかに不安説も流れたが、担当の古川助手はこれを打ち消す。
「熱発といっても軽いもので、1週間ゆっくりした程度。しっかりと追い切り本数もこなしている。
札幌記念の時はちょっと足りなかったし、今回が今年で一番いい状態ですよ」と、むしろ出来に自信ありげ。「もともと
札幌記念の後は直行するかもしれないという話もありましたから」と心配無用を強調した。
札幌記念ではタイム差なしの3着。15番と不利な枠順だったが、それでも上がり3Fは最速をマークと、負けて強しの競馬だった。勝った
サングレーザーは秋盾でも2着と好走。相対的に考えて、牝馬同士なら間違いなく地力は上位だ。
2年前の
クイーンズリングを含め、自身のレース3連覇が懸かるM・デムーロも「力さえ出し切れればチャンスはあると思う」と期待大。同期のラ
イバル・
ディアドラに、三冠牝馬
アーモンドアイが不在の一戦。ここは負けるわけにはいかない。
1週前追い切りは栗東坂路で4F55秒0-13秒3(一杯)。
グランセノーテ(5歳500万下)に0秒3先着。間隔はあいたが乗り込みは順調。素軽い脚さばきを見せ、仕上がりの良さを感じさせた。
提供:デイリースポーツ