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エリザベス女王杯・G1」(11日、京都)
京都大賞典2着後も栗東に滞在し、G1初制覇を狙う
レッドジェノヴァ。9日、枠順抽選に参加した鈴木助手が引き当てたのは、昨年のV枠3枠5番だった。
「欲を言えば偶数番号が欲しかったところですが、希望とする内めの枠を引くことができましたからね。この馬、内枠で結果を残していますから」と、同助手は責務を果たしてホッとした表情だ。
前走は4角で他馬に先に動かれ、直線も外へと進路を切り替えるロス。それでも最後は
サトノダイヤモンドに半馬身差まで迫った。能力の高さを示すのに十分な内容だったと言えるだろう。
「外回りコースで坂の下りを経験したことは大きいし、今まで好位からのスムーズな競馬が多かったので、厳しいレースをしたこともここにつながると思う。栗東に滞在して1カ月少しになりますが、馬がしっかりとしてきた印象です」。牡馬相手のG2・2着で自信を深め、すっかり環境にも慣れた姿に目を細める。
夏の北海道で勢いをつけ、栗東での調整から
京都大賞典を経ての臨戦。まさに09年の覇者
クィーンスプマンテと姿が重なる。前評判を覆して女王となった厩舎の先達に続き、ここで頂点をつかんでみせるか。
提供:デイリースポーツ