昨シーズンのG1
アークルチャレンジトロフィー(芝15F199y)勝ち馬で、チェルトナム
フェスティヴァルのG1クイーンマザーチャンピオンチェイス(芝17F199y)へ向けた前売りで2番人気に推されていたフットパッド(セン6、父クラーカドワール)が、10日にナースで行われたG3ポップラースクエアチェイス(芝16F)で今季初登場。オッズ1.44倍の圧倒的1番人気に推されたが、最終障害で着地に失敗して落馬する大波乱が起きた。
フットパッドは、17/18年シーズンにハードルからスティープルチェイスに転身。5戦し、14馬身差で圧勝したG1
アークルチャレンジトロフィーを含めて、無敗の5連勝を飾っていた。
欧州のスティープルスチェイス2マイル路線には現在、7馬身差で制した昨シーズンのG1クイーンマザーチャンピオンチェイスを含めて、目下14連勝中のアルティオール(セン8、父ハイチャパラル)が絶対王者として君臨しているのだが、そのアルティオールの牙城を崩す可能性のあるニュースターとして期待をされていたのがフットパッドだっただけに、シーズン初戦での躓きにファンは落胆している。
G3ポップラースクエアチェイスを制したのは、オッズ3.5倍の2番人気だったサン
カルヴァドス(セン5、父サンデサン)。序盤からハナを奪っての逃げ切り勝ちで、自身2度目の重賞制覇を果たしている。
(文:合田直弘)