18日に京都競馬場で行われる、好メンバーが集結した秋のマイル王決定戦・
マイルCS(3歳上・GI・芝1600m)。今年、登録全頭の前走は6パターン。
まず、過去10年で3着以内となった延べ30頭を、ローテーション別に分析してみると、最多となる8頭の馬券絡みは
富士Sからの参戦。次いで前走
スワンS組が7頭。昨年は
富士S組の
ペルシアンナイトと
エアスピネルが1、2着し、
スワンS組の
サングレーザーが3着だった。
天皇賞(秋)からは、延べ16頭が出走して、2勝3着1回。
カンパニー、
サダムパテックが勝利を収めているが、2〜9番人気で出走した9頭は前出の
サダムパテック以外の8頭が全て着外。穴人気になるもののほとんど期待に応えられていない。
毎日王冠組は16頭出走して0-1-1-14という成績。08年の
スーパーホーネット、14年の
グランデッツァが馬券に絡んでいるが、複勝率12.5%、複勝回収率45%と相性が良いローテーションとはいえず、今年、人気が予想される
アエロリット、
ステルヴィオらには少し気になるデータだ。
府中牝馬S組は、1-0-1-8。08年
ブルーメンブラットが4番人気1着、12年の
ドナウブルーが5番人気で3着している。今年は
ジュールポレールが参戦予定だ。
京成杯AHからの直行は過去10年で4例あるものの、いずれも着外。14年の
クラレント、17年の
マルターズアポジーが6番人気と穴人気に推されたものの、ともに15着と大敗している。
また、前走距離別にみると、前走1600m使用馬は4-4-4-58、距離延長組が2-5-2-40、距離短縮組が4-1-4-51。ただし、複勝回収率はそれぞれ49%、80%、42%となっており、距離短縮組が過剰評価、距離延長組が過少評価されていることが見て取れる。