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【大井・ハイセイコー記念】ラプラスが重賞初V、矢野貴之騎手「無事に成長していってもらいたい」/地方競馬レース結果

  • 2018年11月15日(木) 10時30分
 14日、大井競馬場で行われた第51回ハイセイコー記念(2歳・ダ1600m・1着賞金1800万円)は、先団の後ろでレースを進めた矢野貴之騎手騎乗の2番人気ラプラス(牡2、大井・藤田輝信厩舎)が、直線で外から先頭に立ってゴールまで押し切り、内で食い下がった3番人気シビックヴァーゴ(牡2、大井・米田英世厩舎)に1馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分43秒8(稍重)。

 さらに3.1/2馬身差の3着に4番人気グラビテーション(牡2、川崎・山崎裕也厩舎)が入った。なお、1番人気トーセンボルガ(牡2、浦和・小久保智厩舎)はグラビテーションとハナ差の4着に終わった。

 勝ったラプラスは、父カジノドライヴ母ジュピターズジャズその父サンデーサイレンスという血統で、これが重賞初制覇。また、本馬は12月19日に川崎競馬場で行われる全日本2歳優駿の優先出走権を獲得した。

矢野貴之騎手の談話】
「デビュー3戦すべて出遅れていたので、今日は上手く出てくれと祈るしかありませんでした。ポンと上手く出てくれたので、今日は良かったです。この馬はまだ子供で、道中は走る気がなくてヒヤヒヤしましたけど、あの位置につけられたので、終いは伸びてくれるだろうと思っていました。

 直線では前を交わす感じなんですが、子供なので遊びながら走っていました。でも、手応えとしては十分で、(先に抜け出してからも)粘ってくれると思いました。デビュー当初から、来年のダービーなどを目標に出来る馬だと思っていますので、無事に成長していってもらいたいです」

藤田輝信調教師の談話】
「とても嬉しいです。このような馬を預らせて頂き、関係者の皆様に感謝しています。新馬の時から見ているので、勝った瞬間、喜びが湧き出ました。馬はいつも通り落ち着いていて、いい感じだと思いました。ゲートを出てくれるかどうか心配だったんですけど、今日は上手く出てくれて、まともな競馬を初めてしてくれて、強い勝ち方をしてくれたので本当に嬉しかったです。接戦でしたが、直線の伸びはいつもいいので、心配せずに見ていられました。

 これから距離が伸びた方がもっといいパフォーマンスが見せられる馬だと思いますので、楽しみです。今後はまだ決まっていませんが、オーナーサイドと相談して決めていきます。全日本2歳優駿などを視野に、検討します」

(取材:高橋正和、編集:netkeiba)

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