先週の
エリザベス女王杯を制した
リスグラシューを、今春の
ヴィクトリアマイルで鼻差封じた
ジュールポレール。今度は牡馬相手のマイルCS制覇へ意欲を燃やしている。
12年覇者、異父兄
サダムパテックとの同一G1制覇も懸かる一戦。兄弟、姉妹は他にも例はあるが、兄妹での達成となれば史上初。「こういうことはなかなかないし、狙ってみたいですね」。兄も管理した西園師は意欲を見せる。
指揮官はこれまでにG1を4勝。その全てが芝8F戦で、そのうちの2勝がマイルCS(10年
エーシンフォワード、12年
サダムパテック)とあって、厩舎には相性のいい舞台。当然、期待が膨らむというものだ。「タイプは違うが、実は(厩舎での)馬房が同じ“10番”なんですよ。たまたまですけどね」と、うれしそうに笑みを浮かべた。それほど具合もいいのだろう。
ずっと主戦を務めてきた幸が落馬負傷のため、今回は関東の若手・石川に乗り代わる。「手が合うと思う。期待しています」と23歳の若武者に信頼を寄せる。新たなパートナーとともに強豪牡馬を破り、兄(G1・1勝)越えを果たす。(デイリースポーツ・赤尾慶太)
提供:デイリースポーツ