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【JRA】サトノダイヤモンド池江師「自分の競馬をするだけです」/ジャパンC共同会見

  • 2018年11月21日(水) 20時00分
サトノダイヤモンドを管理する池江泰寿調教師

――前走の京都大賞典を振り返ってください。
池江 状態もだいぶいい頃に戻りつつありましたし、川田くんが調教でつきっきりでいろんな課題を指摘してくれて、スタッフと共にそれを修正してきました。レースもダイヤモンドの持ち味を生かしてくれるようなレースをしてくれました。久しぶりに勝ててホッとしています。

――夏を越して変わった点は?
池江 春早々、全体的に決して悪くはなかったんですが活気がないというか、途中でレースをやめてしまうところもありました。見た目はそんなに変わらないんですけれどもね。

――中間の調整は?
池江 いったんノーザンファームしがらきさんのほうでリフレッシュさせていただきました。久々に使っていろんなところをケアして立て直してもらいまして、いい状態で戻ってきました。

――1週前追い切りはモレイラ騎手が騎乗されました。
池江 動き自体は良かったですね。若い頃のピークに比べたら、その頃の動きは見られなかったのですが、年をとって少しズブさも出てきたかな、と思いましたね。

――調教をご覧になった上でのモレイラ騎手との相性は?
池江 いいと思いますね。しっかりコンタクトを取って乗ってくれていたので大丈夫だと思います。「状態はいい」と言っていましたし、「非常にバランスがいい」と言ってくれたのが心強かったです。

――今朝の最終追い切りはいかがでしたか?
池江 3週連続で長めから追っていますので、今週はもう短めの4ハロンだけの調整にしました。今日はキビキビとした動きで、久々に併せ馬で反応して先着してくれたので。気持ちのほうもだいぶ戻ってきてくれたと思います。

――“復活”と見ていいでしょうか?
池江 そうですね。人間のスポーツ選手もそうですけど、若い頃のピークに戻すのはなかなか難しいものですが、現状のダイヤモンドとしてのコンディションはいいと思います。

――東京芝2400mはダービー以来となりますね。
池江 距離はいいんですけど、坂が得意じゃないのでね。平坦になってからは再加速するのですが。どこまで坂でセーフティリードを保って最後平坦になった時にラストスパートをかけられるか。あとは周りとの距離感ですね。

――直線の長いコースですが、そのあたりは?
池江 直線が長いのはいいんですけれども、先ほど申し上げたとおり坂が苦手な馬なのでね。背腰が甘い馬なので。どうしても坂って減速まではいかないですけど、スピードが乗っていかないですよね。3歳で有馬記念を勝った時も、やっぱり坂を上がってからですよね、もうひとつふたつギアが上がったのは。栗東の坂路でもあまり動かないので、やはり坂は苦手ですね。まぁ、ある程度坂で後ろから詰められない位置にいて、坂を越してからもう一段階ギアを入れられれば楽しみなんじゃないかな、と思っています。

――欲しい枠順は?
池江 どこでもいいですけれども、偶数に越したことないですね。大外でもいいので。偶数のほうがいいですが、特にこだわりはないです。各々の枠にそれぞれメリットとデメリットがあるので、入った枠のメリットを生かすような競馬をしてくれたらと思っています。

――モレイラ騎手にはどんな騎乗を期待しますか?
池江 そうですね。マジックマンなので魔法をかけて欲しいです。

――多彩なメンバー構成ですが?
池江 あまり相手のことは気にせず、ダイヤモンドの本来の走りができるようにやっていくだけだと思います。

――三冠牝馬アーモンドアイに対しての秘策や戦略は?
池江 特にないです。自分の競馬をするだけです。あまり駆け引きをするのではなく、いかにダイヤモンドらしい走りが出来るかという、それだけだと思います。あと、レースに行けば戦略はモレイラ騎手にお任せします。

――最後に意気込みを。
池江 ほんとに長い間、応援してくださってありがとうございます。本当に皆さんに感謝しています。なんとか若い頃のピークに戻せるよう、あと数日ですがしっかりケアして競馬場へ送り出したいと思います。

(取材・文:花岡貴子)

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