ジャパンCが行われる東京2400mはごまかしの利かない、真の底力が問われる舞台。過去10年では4頭の牝馬がその栄冠に浴しているが、今年1番人気が予想される3歳牝馬
アーモンドアイは果たして? 血統評論家の望田潤氏に過去のデータ、血統、そして展開面を含め、
アーモンドアイの勝算について直撃した。
「過去10年の
ジャパンCにおいて牝馬は[5-2-2-15]で勝率21%、連対率29%。一方、牡馬は[5-8-8-128]で勝率3%、連対率9%ですから、いかに女性上位のレースであるか、ということが実感できると思います。
ジャパンCを勝った牝馬4頭(
ジェンティルドンナ、
ブエナビスタ、
ウオッカ、
ショウナンパンドラ)に共通するのが、2000m以上のGI勝ちの実績。
ハープスター、
デニムアンドルビー、
ルージュバックなどは、この条件を満たしていませんでした。また、4頭のうち2頭は
ディープインパクト産駒です。牡馬は
ハーツクライや
ジャングルポケットなど、
トニービンの血を引く馬の好走が目立ちますね。
今年は3冠牝馬の
アーモンドアイが人気を集めることになるでしょうが、
ジャパンCを牝馬が勝つときはスローの上がりの競馬が多い(要するに牝馬の斬れ味が生きやすい)ので、道中ペースが緩むようならばここもナデ斬る可能性は高い、という見立てになりますかね」
と、ペース次第ではここもアッサリ突破する可能性を示唆。とはいえ、これまで同世代を相手に戦ってきたレースと違い、今回は百戦錬磨の古馬が相手。過去のデータからは牝馬優勢も、自身は
ロードカナロア産駒と、血統面からは強く推せない
アーモンドアイに勝算はあるのか? レースの瞬間を静かに見守りたい。
(文=望田潤)
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