「ジャパンC・G1」(25日、東京)
フランス出身で、14年にイギリスで厩舎を開業した新進気鋭のトレーナーが、大舞台で波乱を呼ぶ-。サンダリングブルーを管理するダヴィッド・ムニュイジエ調教師(38)は「末脚が非常に鋭い馬。まだG1は勝っていないが、十分にやっていけると思う」と好勝負を約束した。
英国の刺客は22日朝、東京競馬場の本馬場(芝)でキャンター調整。来日当初は時差ボケもあったそうだが、徐々に食欲も戻ってコンディションは上昇中。「新しい環境に慣れさせるための時間が必要で、きょうも初めての東京競馬場に慣れるのがメイン。ゴールポストの位置も教えたし、非常に反応も良かった」と満足そうにうなずいた。
7月のヨークS・英G2で重賞初制覇。主戦のF・
ベリーからジャパンC参戦の進言があり、近2走は左回りの2400メートル戦を使って日本遠征に備えてきた。「とにかくF・
ベリーとの相性(5戦2勝、2着2回、3着1回)が
ドンピシャ。潜在能力は高かったが、勝つことを覚えるのに時間がかかっただけ」。勢いに乗っている遅咲きの5歳馬。人気薄でも、決して侮ることのできない存在だ。(デイリースポーツ・北島稔大)
提供:デイリースポーツ