ジャパンカップは、1981年に創設された国際招待競走だが、過去10年間の1〜3着はすべて日本産・日本調教馬。近年は、海外の競馬においても日本馬の活躍が目立つようになったが、日本のコースでは圧倒的な強さを見せている。
もう一度、◎
スワーヴリチャードに期待したい。1番人気で出走した
天皇賞・秋はスタートでぶつけられたうえに、4角ではインに押し込められて思うような競馬が出来なかった。それでも、この東京競馬場で
共同通信杯と
アルゼンチン共和国杯に勝ち、
日本ダービーでも勝ち馬
レイデオロからコンマ1秒差2着と得意としているコース。不利が重なった前走を度外視して巻き返しに期待したい。
3冠牝馬○
アーモンドアイが強敵だ。東京競馬場の2400mコースは
オークスで経験済み。勝ち時計の2分23秒8は、翌週のダービーとコンマ2秒差だった。今回は初めて古馬との対戦となるが、大きなマイナスになるとは考えにくい。加えて、53kgの斤量は大きな魅力になる。
史上2頭目となる連覇を狙う▲
シュヴァルグランは昨年同様、
京都大賞典を
ステップにこのレースを目指してきた。
天皇賞・春は最後の直線で1度は先頭に立つ正攻法でクビ差2着。厳しいマークにあった前走は案外だったが、過去GI競走で1勝2着2回3着3回の実績は無視できない。
京都大賞典できっかけをつかんだ△
サトノダイヤモンドと、秋シーズン好調な△
キセキの両
菊花賞馬も侮れない存在だ。